今回友達の結婚式の余興でアコギを弾くことになったのですが、ボーカルの希望により原曲から1音半下げで演奏してほしいと希望がありました。
原曲のコードを移調して弾くことも考えましたが、原曲コードが一番ギターの鳴りがよさそうなので、今回はチューニングを1音半下げで原曲コードのまま演奏しました。
ただ普段のギターをそのまま1音半下げで弾いても綺麗な音は出ないと思うので、いろいろ試したことを書いていきたいと思います。
移調するかどうか
まずは最初に書いたように移調するかどうかで迷いました。
原曲のキーはGメジャーで#は一つだけ
アコギとしても弾きやすくセーハーして弾くコードはBmくらいです。
このコードを1音半下げるとEメジャーになり、B、G#、C#、F#など
一気にセーハーしないといけないコードが増えます。
基本的にアコースティックギターではいかにオープンコード、つまり開放弦を使えるコードを弾くかが、綺麗な演奏につながってきます。
なのでセーハーが4種類もあるとどうしても響きが悪くなり、コードチェンジも汚くなります。
なので今回はコードを移調して弾くことは諦めました。
コードではなくチューニングで1音半下げ
という事でチューニングを1音半下げで演奏することにしました。
まずは普段貼っているライトゲージの弦のまま1音半下げにしてみましたが、案の定弦はだるだるで音もビビりますし、すこしでも強く抑えるとピッチがずれてしまいます。
なので楽器屋へ向かい一番弦の太いゲージを張る事にしました。
今回はダダリオのミディアムゲージをはりました。
太さ
1弦:013、2弦:017、3弦:026、4弦:035、5弦:045、6弦:056
普段貼っているライトゲージがLight Gauge【12-53】なので少しサイズが大きいのが分かりますね。
本来は太い弦を張る際はナットやブリッジを調整しないと、サイズが合わずギターによくないのですが、今回は時間もないのでそのまま張る事にしました。
1音半下げの音色
さて太いゲージを張り、1音半下げにして演奏することに決めましたが、今度は音が太くなりすぎてきらびやかさが無くなってしまいました。
なのでピックを薄いタイプのものに変更しました。
.60mmタイプのピックです。かなり薄く引っ掛かりがないので1音半下げで緩んだテンションの弦でも弾きやすくなり、音もこもった感じが少しなくなります。特にアップストロークの際の高音弦の響きがよくなりました。
練習で気を付けた所
とにかく弦が緩く、強く抑えるとピッチがずれるので、いかに優しく押さえるかがポイントになってきます。
またチューニングも合わせずらいのでいつもより丁寧にチューニングしていきます。
この際に今回抑えるフレット以外でのずれは無視していきます。
オープンコードがほとんどなので5フレットくらいまで抑えた際のピッチがずれてなければOKにします。
いざ本番
さて結婚式当日になり、ボーカルの方と初顔合わせ笑
ぶっつけ本番です。なんとか事前に一回だけ音合わせができ、まあいけそうだなと判断してそのまま挙式、披露宴と進んでいきました。
はやく出番がこないかとそわそわしてました。お酒もなるべく控えめに笑
1回目のお色直しが終わった所で、やっと呼ばれ演奏してきました。
友達の卓のガヤがうるさいこと笑、みんなで盛り上がり楽しく演奏することができました。
新郎新婦にも感動したといってもらえギターを弾いてきてよかったなと思いましたね。
まとめ
さてアコギでの1音半下げですが、適切に準備をしていけば、まあなんとか、ぎりぎりいけるかなと言ったところです。
とはいえ、できるなら曲を変えるのが一番だと思います。
無理な場合はこの記事を参考に準備して演奏してみてください。
コメント